ゲームと現実を混同して前向きに生きよう!

はじめに
キャラクター作成
技能の設定
実際の応用例
例:女の子への告白
キャラクターの成長
狂気について
よろこびのお便り
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《資料》「クトゥルフ神話TRPG」




「実際の応用例」

 キャラクター作成と、技能の振り分けが終わったところで、では、これを実際にどのように現実と混同していくべきか、先の山田ひろしくんを例に説明しましょう。ひろしくんは、以下のようにスキルを割り振ったと仮定します。

「早起き:30%」「宿題:70%」「自主的な勉強:60%」「ゲーム中断:50%」「筋トレ:15%」
※ひろしくんのポイント:12(EDU)x15 + 15(INT)x5 = 計225ポイント

 では、ひろしくんの一日を追っていきましょう。まず、彼は朝は余裕を持って登校するため、7時ジャストに起床したいといつも思っています。しかし、普段は二度寝の誘惑に勝てず、7時に起きるのは難しいようです。こんな時こそ、まさにゲームと現実を混同すべき時です。

 ひろしくんは7時に目覚ましが鳴ると、枕元の10面ダイスを取り上げ、すぐさま1D100のダイスロールを行います。その結果、30以下の数値が出れば成功です。ひろしくんはゲーマーの意地にかけてでも起床してください。自分がゲーマーであることに誇りを持っていれば、必ず起きられるはずです。逆に31以上の数字が出た場合は、意地でも二度寝して下さい。誇り高きゲーマーならば、ダイスを振り直したり、ましてやダイスの結果を無視するような、そんなゲームを破綻させる行動は決して取らないはずです。

 学校から帰ってきたひろしくん。受験生である彼は、帰ってきたらすぐに宿題をして、さらに自主的に受験勉強もしなければならないと、頭では分かっています。しかし、大好きなゲームの誘惑も絶ちがたく(ゲーマーですからね)、なかなか思うようにはいかないようです。

 そんな時はやっぱりダイスロールです。まずは宿題をすべく1D100ロールを行って下さい。ひろしくんの<宿題>スキルは70%なので、70以下の数値が出たならば、どんなに嫌でも気合で宿題して下さい。もちろん、71以上が出たら、絶対に宿題をしてはいけません。

 あなたがゲームと現実を積極的に混同しようとしていることに、家族や友人、恋人などが理解を示してくれた場合、彼らにゲームキーパーをお願いするのも良いでしょう。

 たとえば、ひろしくんが帰宅するなり、母親が「ひろしは帰宅するや否や、机に座り、宿題を取り出した。しかし、ひろしはすぐには取り掛かる気になれないようだ。はい、ひろし、<宿題>ロールして」などと言ってきます。そして、ひろしくんがダイスロールを行い成功したならば、「<宿題>ロール成功。ひろしは直ちに宿題に取り掛かった」と母親が告げ、ひろしくんはゲーマーのプライドにかけて直ちに宿題に取り掛かるのです。

 ここで勘違いして欲しくないのは、これは決して、「母親に言われ、仕方なく宿題をする」という、まるで小学生のような、他律的で恥ずかしい行為ではないということです。宿題をしようという意志、ならびに、どのくらいの確率で宿題をしようとしているかは、あなた自身が自律的に決定していることです。あなたは決して母親に管理されているわけではありません。あなたがあなた自身のために製作したゲームを、母親(ゲームキーパー)が運営してくれているだけなのです。

 宿題を終え、さらには<自主的な勉強>ロールにも成功したひろしくんは、黙々と勉強を続けました。ある程度、きりの良いところまで勉強を進めたところで、ひろしくんは息抜きにゲームで遊ぼうと思い、プレステの電源を入れました。ゲーム自体は決して悪いことではありません。受験勉強にも息抜きは必要です。しかし問題は、受験生たちは往々にしてゲームを止めれず、いつまでも遊び続けてしまうことなのです。

 もちろん、この問題もゲームと現実を混同することで解決可能です。最初に「30分だけ」と決めていたならば、30分が経過した時点で、<ゲーム中断>ロールを行って下さい。ひろしくんのゲーム中断スキルは50%ですから、50以下の数値が出たならば、直ちにゲームを中断して下さい。たとえ、セーブを取っていなくともです。

 ひとしきり勉強を終えたひろしくん。受験生になってからというもの、運動不足を気にしていた彼は、寝る前に筋トレでもするべきだろうかと、いつも思っています。ひろしくんは<筋トレ>ロールを行いました。結果は87、失敗です。ひろしくんはその日は筋トレをせずに布団に入りました。


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